2005年秋 エステル第1号

私の目には、あなたは高価で尊い。

(聖書イザヤ書43:4)  ハートフルトポスの理念となっている聖書の言葉です。
第1に、一人一人が高価で尊い存在であることを確認し合う場(トポス)づくりです。
グループホームは、治療の場や職場ではありません。生活の場です。
お互いの長所も短所も如実に出てします場であります。もちろん、それは入居者の方だけでなく、スタッフについても言えます。
そんな中でお互いに高価で尊い存在であることを忘れてしまうなら、グループホームは、とても居心地の悪い場になってしまいます。
病状が揺れる中で、入居者同士、またスタッフも心を探られ、心が萎え、疲れ果ててしまうこともあります。
でも、一人ひとりの中に秘められた可能性を見つめて関わり続けると、障害というベールの中にある真珠を見つけ出します。
社会の中で忘れられたような純粋さ、素朴さ、飾ることのないリアクション・・・やさしさに触れる時、途方もないいやしを心にもらいます。
こんなにもすばらしいものがあるのに表面的な状態や病状の表れによって誤解されてしまって生きづらくなっている彼ら、でも、心から「一人一人高価で尊いなぁ」と思えます。

第2に、愛されている存在であることを確認し合う場づくり。
入居者の多くの方々が、自分に自信がもてなくなり、人をうらやんだり、人と自分を比べて落ち込んだりされておられます。
私たち一人一人は欠点も弱点もいっぱいあるけれど、そんな弱さを持っていても愛される存在であることを確認できる場であればと考えています。
障害があったり、弱さがあったり「でも自分が好き」と言えるようになれればどんなにすてきかなぁ、と思っています。
ですから、まず弱さを表現できること、そしてそれを受けとめ合えるホームとなることを目指しています。
24時間体制のホームですからメンバーの方々だけでなく、スタッフの弱さも見えて来ます。それでもお互いに受け入れ合い、信頼し合える関係を目指していますが、実際、メンバーの方々に助けられています。 ベテスダはもう4年目に入り、そこには家族のようなホッとできる空間ができています。
ノアもすったもんだをしながらも、みんな何かをその中から会得しています。共に暮らす大変さと楽しさを。自分を理解してくださいというだけでなく、相手を理解することを学ぶ機会を通して、今まで見えていなかったものが見えてくるようになる。家族の気持ちが理解できるようになったりもする。

これからも、ハートフルトポスは、この理念の中で悪戦苦闘することでしょう。
そして、一人一人が確実にその中で自分の存在の尊さを知り、相手に関われる者になっていくことでしょう。

皆様の暖かいご支援を心からよろしくお願い申し上げます。

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