2007年秋 エステル第5号

『私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。』

(エペソ人への手紙4章25節)

グループホームは5人から6人の者達が、スタッフの支援を受けながら共に生活する場ですが、それを1年2年と続けることは、人との関わりにおいてさまざまの事を体験することになる。
今までの生活スタイルも違うものが一緒に生活するのですから。もちろん性格も障害も同じじゃない。

互いに暮らし難くなることはよくあること、でもそこからそれぞれが何かを感じ考え行動して行く中で、 今まで経験しなかった人格的成長をしているように見える。それは、メンバーの方々だけでなく、 スタッフも同じなのだが。自分だけのことを考えていたら、グループ生活は成り立たない。“それぞれの存在”を意識して成り立つ世界。でもそれは何か社会が忘れている貴重な社会体験があるように思う。

各ホームは、“それぞれのつながり”を大切にしている。人と人との問題が起こって来る時、「また、これを通してお互いにどんな貴重な体験ができるかなぁ。」と思ってしまう。問題が起こるととても心のエネルギーをメンバーもスタッフも消耗してしまうが、それが解決して行くプロセスは、涙あり笑いありのドラマのようだ。「やっぱり、グループホームっていいなぁ」と思える瞬間だ。飾らない彼等の対処法は、どんな雄弁な処世術よりも、人を幸せにしてくれるように思う。

そんな彼等の生活を見守ってくれるのが近所の方々なんです。なかなか近所の方々にあいさつできないでいる人、服装を気にせず外出してしまう方…誤解されやすいこと、一杯あるかもしれないけど、彼等の素顔に触れてほしいと心から思う。純粋で不器用な生き方が、逆に私たちの心をいやしてくれると思っている。グレースの隣組の今年の組長さんが、そんな私たちの気持ちを地域に説明して回ってくださっている姿に、「ありがたい」の一言です。

グループホームも地域の中の一部分、地域あってのよきグループホーム。

もっともっと私たちが地域のために何かができる存在にならなければと考えている。

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