2012年春 エステル第14号

『だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。
いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。』

ローマ12章3節

上記の「慎み深い考え方」とは「現実的自己認識をすること」と考えられる。

ハートフルトポス職員研修では、この言葉がキーワードとなっている。支援者が何か自分には問題がない、人として出来ているという姿勢では、利用者の心の届く支援はできない。
自分自身の本来の姿から逃げずに自分自身と向き合い取り扱われる時、ありのままの自分として輝き始める。まさしく、それは利用者の方々の人生の苦悶や挫折と相通ずる経験となり心の深いところでの共感性とつながる。

今までの研修の中でも親子分離の問題、夫婦の問題、仮面をつけて生きて来た姿、自分を偽った自己犠牲的態度等様々な課題が出てきた。ハードなテーマである。
しかし、それぞれが自分の弱さを出してもいいんだという雰囲気の中で今まで封じていた問題と向き合い、等身大の自分に戻って行く喜びを味わっている。そのことは利用者にいい影響となって現れている。

利用者から「最近、変わったね。」と言われる職員、利用者の深い部分を寄り添えるようになった職員。
職員が変わることでこれほどホームに変化が表れるのかと感嘆させられている。

今、ハートフルトポスに新たな流れが始まっている。

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