2010年秋 エステル第11号

『信・望・愛の法則』シリーズ②


人生に望みがないと目先のことに一喜一憂して生きてしまいます。
発病の大変さから時が過ぎ、安定してホームに入って来る彼等に感じるのは「希望」を持っていない姿です。
大家族のような雰囲気の中で安心できるようになり、ホームの行事や自分の趣味、外部の行事に楽しみを見出されて行く姿を見るのはとても喜びです。

数年前、リハビリフェローシップ(交流会)の時間に「夢を語ろう」というテーマで話したことがあります。驚いたことはメンバーの方々が日々の楽しみ以外に夢を話さなかったことです。その場の雰囲気を変える必要を感じました。どんな夢を語っても「否定的なことを言わない」というルールを決め、次週もう一度「夢を語ろう」と言うと、ようやく一人の方が「結婚がしたい。」と切り出しました。そうすると、何名かの者が、ポツリポツリと躊躇しながら「夢」を語り出しました。その光景を見ながら、夢を語ることすら躊躇させる「障害者」という重圧に、悲しみを禁じえませんでした。

それ以来、人生の夢を自由に語り望みを持てる「場」づくりを方針の中に入れました。

経済的に守られ、日々の生活には不自由しないけれど、「望み」を持つことにためらわれるような状況は不自然に感じます。
ホームは彼等の中にある可能性と尊厳に目を留めて行きたい。

彼らがホームを巣立つ時、人生の「望み」を抱いていられたらどんなに素敵かと思います。

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