2011年春 エステル第12号

『信・望・愛の法則』シリーズ③


~ハートフルトポス、ケアホームの集団性と秩序性~

以前、入居されている利用者の方々は中途障碍であると語りました。病状が寛解して社会に出て行く時、大きな妨げとなるのは障碍のことだけでなく、社会的経験や対人的関わりの少なさに由来することが多いです。10代のように早期に発病して疾患に翻弄されてある時期まで経過してしまうと本来経験すべきことがすっぽり飛んでしまっています。

そのことは、彼らと接していると長所とも感じます。少年少女のような純粋性や無邪気さを感じ、接する人々にホッとする雰囲気を与えます。その反面、社会に揉まれる経験のなさゆえの未熟さという問題があります。そのような課題の中でケアホームの可能性が見えて来ます。それは、集団性と秩序性を学ぶ機会となります。
家族的距離でグループ生活をすることは距離の調整や相手の理解等、社会性が育まれる場です。

ハートフルトポスは利用様が自分で考え、判断し、良い決断ができるように、良い影響や環境を提供する場づくりをしています。
そして、自分がした決断には自己責任の取れる人格形成を目指しています。

ホーム生活での秩序性と集団性の中で彼らが成長して行く姿は大きな喜びです。

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