2015年春 エステル第20号

『何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。』

ピリピ人への手紙2章3,4節

ハートフルトポスに入居された多くの方々が、入居から数ケ月から1年ぐらいすると今まで関わった方々から「良く、なりましたね。」と言われるそうだ。そこで今回は、その要因を考えてみたい。

もちろん、精神科通院、服薬をベースにしながらであるが。

第一に、家族と適切な距離感を身につけることができたことによるケース。これは、家族が障碍を理解することの難しさを感じる領域である。
残念ながら、そこには家族が障碍を持っている者に対する過干渉、親子共依存の状態などが互いに気づくことなく、その負のスパイラルの中で苦悩している。しかし、グループホームに入所して距離を取ることで適切な関係性に戻り、本人が安定する場合である。ホームではそこに必ず目を向けて親子の適切な距離が取れるように対応している。

第二のケースとして、社会性の問題の改善によるケース。若くして発病して闘病の中で長年が過ぎてしまい、社会性や社会的マナーが身についていなかったり、本人の障碍ゆえに親が必要以上に甘やかしてしつけがほとんどできていない場合がある。しかし、グループでの生活をすることで甘えが許されず集団の中で練られるという経験をすることによって人間関係のトラブルや接し方が変化し、改善するケースである。

最後に、ハートフルトポスの独自なものとして、人格的成熟への働きかけによるケース。毎週土曜日に行われているリハビリフェローシップにおいて、自分の尊厳、他者理解や自分の人生についてまじめに考えて行くことによって、人格的成熟が進み、人間的深みを身につけて行く。

そして、特にこの変化は目を見張るものである。


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