2015年秋 エステル第21号

ホームに入居している精神障碍者の方々にとって、病識を持てるかどうかは安定した社会生活を営むのに大きな差となる。

それには4つのタイプがある。第一のタイプは、自分が精神障碍者であることを受け入れていないタイプ。
このタイプの人は、自分の病状を理解しながら生活することに困難が生じる。 このタイプには、時間をかけて自分の障碍を理解し病識が持てるように支援している。

第二のタイプは、幻覚妄想の病状が出ると現実との区別がつかず混乱するタイプ。
本人には現実としか思えない混乱状態の中で生きづらく生活している。

第三に、幻覚妄想であることを自覚しており、それが病状であることもわかっていながら、それを流すことができず苦しみを抱えているタイプ。
このタイプは、流すことのできない自分を責めたりもする。

第四に、病識が持て、かつ幻覚妄想が出てもそれを病状として流せるタイプ。
このタイプになると実際の生活に支障となることはほとんどない。ホームにおける『家族的関わり』の中で、職員との関わりや障碍者同士の関わりは、そこに変化をもたらすきっかけとなる。そのカギとなるのは、信頼できる人間関係の形成とメンバー一人一人が自己確立して行くことであり、共に生活しながら、それぞれのメンバーが良い状況へと変化することは大きな喜びである。
そして、その取り組みには職員が支援員であるという前に、人として自分自身の心の内面の現状を素直に認めながら葛藤することが欠かせない。

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