2018年秋 エステル27号

さばいてはいけません。さばかれないためです。
あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、
あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。
また、なぜあなたは、兄弟の目の中のちりに目をつけるが、
自分の目の中の梁(はり)には気がつかないのですか。

マタイ7章1~3章

グループホームで暮らすこと、それは支援員と仲間のいる安心で楽しい生活の場である。と同時に人間関係の健全な葛藤をも経験する貴重な場であるのだ。
しかし、その葛藤も時として苦痛となり、その近い距離間から逃げ出したくなることもある。

あるホームメンバーが、一緒に暮らす仲間をさばく自分に悩んだ。
同じホームの生活に馴染めないメンバーを仲間と一緒になって何とかしっかりさせようと、叱咤激励(実際の所、さばいていたのだが)しているうちに、その相手が調子を崩し始め病状が悪化していったのだ。そして、結局、別のホームに引っ越すことになった(実際には他の要因があったのだが)。

励まそうとした彼は自分のせいだと悩んだ。そして、地震のメンバーに対する言動を省みて、『人をさばく』自分の罪の性質に苦しみ抜いた。
彼は『自分の目の中の梁に気づいた』のである。そして勇気を持って、調子を崩したその方に「ごめんなさい」と赦しを願い、謝った。

その時、そこには確かに、温かい『赦しの愛』があふれていた。

ハートフルトポスは葛藤を抱えて始めて、メンバーも支援員も人として成長することのできるトポス(場)なのだと改めて実感した。

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